世界三大健康野菜。聞いたことない!!と先月まではそんな言葉も知りませんでした。
知り合いの方が畑で菊芋を栽培しており、菊芋掘りをさせていただく機会がありました。
人生そこそこ生きて畑で野菜を栽培していますが、菊芋掘りは初めて。
菊芋は毎年冬のシーズンになると青森の無農薬農家さんの菊芋をネットで注文していました。
菊芋は大好きで食べていましたが、菊芋のことをよく知りませんでした・・
今年の菊芋は花の開花が今ひとつで、小ぶりな菊芋が多かったそうです。
掘った菊芋は小さくてかわいらしい菊芋です。小さな菊芋も見落としがないように掘ってきました!
菊芋の畑にアピオス(ほど芋)も植えられており一緒に収穫できたので、アピオスもお裾分けいただきました。
その時に菊芋とアピオスが世界三大健康野菜だと教えていただきました。
アピオス(ほど芋)も人生発!存在も知りませんでした。
菊芋とアピオスにヤーコンを加え、世界三大健康野菜と言われているそうです!
世界三大健康野菜の二つが畑で採れるなんて凄すぎる!!
お裾分けいただいた菊芋とアピオスのことを調べれば調べるほどすごいのでブログにしようと思いまとめてみました。

菊芋
由来
菊芋は北アメリカ原産の作物で、菊に似た黄色い花が咲き、根っこの部分が芋のように膨らむことから菊芋と名付けられたそうです。
元々はアメリカ先住民が食べていたとされています。江戸時代末期に家畜の餌として輸入され、積極的に食べられていなかったけれど、菊芋の栄養価が評価されて、健康野菜として注目されるようになってきました。
効果・効能
菊芋は、水溶性食物繊維であるイヌリンという糖類(水溶性食物繊維)や、ミネラルの一種であるカリウムを豊富に含む食材です。
「イヌリン」には糖質の吸収を抑える性質があり、食後の血糖値を下げる効果、身体の糖化・老化を防ぐ効果、高血圧の改善に効果、善玉菌を増やし腸のはたらきの改善効果があり
「カリウム」には血圧を正常に維持する効果、余分なナトリウムが排泄され血圧を下げる効果、浮腫みの予防や改善に効果があるとされています。
キク科アレルギーをもっている方は食べれませんのでご注意を。
菊芋の特徴
・菊芋の最大の魅力であるイヌリンやカリウムは水溶性のため、水に長く晒すと損失します。
切り口が赤くなってもポリフェノールなので水にさらさずそのまま使ってOKとのこと。
・高温で長時間揚げるとイヌリンを失いやすいので調理法に注意が必要です。
・病害虫に強く無農薬栽培も可能。
・味と香りにはクセが少なくほのかな甘味があり、同じキク科のゴボウに似た風味があるので日本人には馴染みやすい野菜です。
・菊芋にはほとんどデンプンが含まれず。カロリーも100gあたり34.9kcalとじゃがいも(76kcal)、さつまいも(140kcal)など他のイモ類より低カロリー。
菊芋の食べ方
健康維持のために食べる方は、1日20~30gを目安に。
・少量の水で蒸し煮。
・スープや味噌汁など(汁ごといただくメニューはイヌリンの損失を気にしないでも大丈夫!)
・皮の部分に香りがあるので、皮付き調理がおすすめ。加熱するとホクホク、ねっとりとした食感に変化します。
・生ではシャキシャキとした食感や歯触りが楽しめますので生食もおすすめです。
菊芋の中からさらに小ぶりな菊芋を選んで、菊芋の醤油漬けを作ってみました。
ネタバラシをするとお家に招かれ菊芋のわさび醤油漬けをご馳走になり、おいしさに感動!!自宅帰ってから作りました。調味料はアレンジしました。
Instagramにアップしました。菊芋の醤油漬け(画像をクリックしてください)

菊芋を育ててみたい方は参考にされてください▶︎ 菊芋の育て方リンク
アピオス

由来
アピオスは北アメリカ、北西部原産とされる豆科のつる性植物。肥大した根茎を食べます。
数珠のように連なってできます。
インディアンのスタミナ源と言われていて栄養価がとても高い食材です。
日本には明治時代にリンゴの苗木をアメリカから輸入した際、土に混じって入ってきたそうです。日本に自生していたほど芋の別種にあたるのでアメリカほど芋と呼んでいるようです。
大きさは親指の第一関節程で里芋・サツマイモ・栗を合わせたようなコクのある味です。
効果・効能
・糖尿病や肥満、高血圧の改善効果
・免疫向上、抗酸化作用、血流改善、肝機能改善効果
・慢性の便秘解消に効果
・新陳代謝を促進
・アトピーや花粉症などのアレルギーの解消に効果
・ニキビ、肌荒れの解消に効果
・産前産後の体力回復に効果
カルシウム、鉄分、食物繊維、ビタミンEなどが多く含まれ、イソフラボンや大豆ペプチドなども含まれています。

食べ方
・塩茹で、バター炒め、油炒め、油で揚げる、シチューに入れるなど、さまざまな料理法があります。
・素揚げでじっくり中まで火を通して、軽く塩をまぶすと、おつまみに。
かわしま屋をおすすめします
かわしま屋さんは、食べる人の身体のことを最優先に考えた材料とつくり方で出来た食品を提供するお店です。
全国各地の信頼できる生産者・職人がつくる 600点以上の品物(2023年)を取り扱っているそうです。
テンペ菌、納豆菌を探していて見つけました。
発酵菌・種菌なども豊富で、有機、無農薬自然食品もたくさん扱われていて、数百点の製品が送料無料でとても使い勝手が良いので、お世話になっております。
味噌、醤油、など調味料をはじめ、有機、オーガニック製品をたくさん取り扱われています。どんな製品を取り扱っているのか一度ページに訪問されてみてくださいませ。
お役立ち情報、レシピがとても充実しています。
登録不要でダウンロードが可能です(画像をクリックしてください)

おすすめ本「家庭でできる自然療法」
東城百合子さんの「自然療法」という本をわたしは参考にさせていただいております。
お薬に頼らず、昔から伝わっている治療法や自然食を食べることで体を治癒させていく方法や手当法。
また、からだの症状別、病名ごとに解説、野菜や食材を使ったデトックスなども掲載されています。
わたしは一家に一冊必要な本だと思っています。

まとめ
食について、からだについて勉強をしていくと、わたしたちのからだは自然食を食べることで治癒力や免疫力が高まってきて、からだの不調も改善していくことがよくわかりました。
世界三大健康野菜でもある「菊芋とアピオス」という野菜を紹介させていただきましたが、自然が育んでくれる多くの野菜にはわたしたちのからだを健康に維持していくための成分がたくさん含まれています。
畑で野菜を作りながら、野菜が持っている本来の力を発揮するには農薬を使わないことがとても大事だということを実感しています。
農薬を使うことによって土壌の微生物が減少します。植物は土壌菌の働きがないと土壌のミネラルが吸収できないといわれています。
農薬を野菜に散布することで土壌の環境も破壊し、野菜自体のミネラル成分も奪っています。
同じ野菜を食べても昔ほど栄養が摂れなくなっているといわれています。
アメリカの調査ではアメリカ人の45%がマグネシウム欠乏で、1914年以降のキャベツ・レタス・トマト・ほうれん草のカルシウム・マグネシウム・鉄分の80〜90%が減少。多くの果物や野菜は、過去100年間に大量のミネラルや栄養素を失っていると報告されているそうです。

農薬の基準値が世界で一番緩い国家が日本です。
外国では禁止されている農薬がホームセンターで売られていて、その農薬を使った栽培が今も行われています。
スーパーでは綺麗な形の野菜が並んでいますが、その野菜にはミネラルはほとんど含まれていないため「かくれミネラル欠乏」の方がとても多いです。
ミネラル欠乏が原因で病気も発症してしまいます。
農薬は化学物質なので、からだに蓄積していきます。
農薬野菜を日常的に食べることで腸内細菌も減っていきます。腸が免疫の7から8割をコントロールしているといわれているので、安全と思って普段口にしている野菜や果物が実は安全ではなかったということになります。
わたしたちが意識を変え農薬野菜の危険性について知って、無農薬の野菜を選択して手間をかけて栽培してくれている農家さんを応援していくことが変化の第一歩だと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます
今日も素敵な1日を❤️
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