本当の安心感

はまにゃん通信『心・からだ・魂』

安心するって、とても心地いい状態ですよね。安心には「心地がいい安心」と「心地が良くない安心」が存在するのです。

この記事を読むと、本当の安心感と偽の安心感の見極めができるようになり、自分を見つめ直すことで心の底から絶対的な安心な世界に入っていく方法がわかるようになります。

人生が停滞している。悪循環のループにハマっている方に読んでほしい内容です。

偽の安心感って?

具体的には、
・人に感謝しなきゃ!
・自分がきちんとしていなきゃいけない!
・平和な心を維持するには常に安心した自分でいないと!

などなど・・自分を受け入れないまま無理やり善人になる努力を知らず知らずにしている状態のことを指します。

なんとなく、肩に力が入って、安心を追い求めているような感覚がありますよね。自分では気づかずに偽の安心感で安心を得たつもりになっている状態です。

「何かと比べて安心安全」 こころに不安や焦りがあるけれど「安心だと言い聞かせている」これは意識的にポジティブを心がけています。

実は心の底に不安や焦り恐れがあるけれどそれに蓋をして自分で安心だとから言い聞かせてしまっている安心感です。

本当の安心感って?

安心したい!と思わなくても自然に感謝が湧き上がってくる感覚。感動と似ている感覚。

満足感や安心感が込み上げる感じです。

自分自身や他人をジャッジせず受け入れているから自然に安心していられます。

赤ちゃんがすやすや眠っているとき。にゃんこが飼い主さんの膝の上でゴロゴロしているとき。

体の緊張がほぐれてとってもリラックスしている状態です。

この状態を継続できるのが理想です。波動も高く、優しい雰囲気が周りに充満しているような感じです。

偽の安心感から抜けだすには?

自分が安心だと思いたい偽の安心感を得るための努力をしている自分をまずは認めることを心がけましょう。

本当は恐れているけれど、無理やり「私は安心している!」と自分に言い聞かせると逆にこじらせてしまいます。

気づかずに現実逃避してしまっている(本当は怖い。本当は不安。本当は苦手。本当は悲しい)

本当は心の奥底に不安や焦りがある・・ということに気づくこと。

そしてそれを認めてみる。自分の本心の確認をすることを恐れている人がとても多いです。

二元の世界を受け入れる

「陰・陽」「善・悪」「正しい・間違い」「昼・夜」「男・女」この二元の世界から逃れることはできません。

二元とは:物事のもととなっている二つのもの。二つの異なった原理から成り立つこと。

小さな頃から教育によって比べられながらわたしたちは生きてきました。

比べることで自分を認識できている世界なので人はどうしても他人と比べてしまいます。

生きていく限りそこから逃れることはできません。

3次元の設定がそのようになっているので、それを認めないととても生きづらくなります。

二元の世界で生きていることを受け入れることが大切です。

人との争いや競争、人を騙す、人をコントロールする、いじめ、殺戮、戦争、とても生きづらい世界です。
そんな世界が嫌で、そんな世界から逃れたくて、そんな世界の受け入れを拒否をしたまま

・絶対安心の境地になりたい!
・ハイヤーセルフに繋がりたい!


と思っている人が多いです。わたしもそうでした。目を瞑りたくなるほど生きづらい世界。

でも二元を認めない限り繋がることができません・・絶対安心の境地になるにはまず受け入れること。

エゴ(嫌な自分)の正体を知る

生きていくために自分を守ろうとする本能が自己防衛本能です

この本能は普段は意識できていませんが、勝手に潜在意識がはたらき自己防衛をしてくれています。

心では思っていない行動や言葉を話してしまったり、言うつもりがないのについうっかり言ってしまったり、自分が有利になるように無意識に働きかけてしまう・・など。

多くの人はそれを自分の性格だと思っていますがそれは自己防衛本能が発動した結果そのような行動をしてしまっているのです。

そして行動してしまったことに対して悔やんだり、自分の性格が悪いと考えてしまい自己嫌悪に陥ってしまいます。

自己防衛本能は誰の中にも(どんな聖人君子でも)あり、逃れられない行為です。

例:お腹がものすごく空いていて食べないと倒れるという状況で無意識に畑の果実を食べてしまった。食べた後にハッと我に返り、果実を盗んで食べてしまったと後悔する。これはあなたを生かすために潜在意識が判断して起こした行動です。

なぜエゴが出てしまうの?
それはあなたがあなたのことをを愛しているから。

自己嫌悪とは自己防衛本能が働いた後に感じる感情とも言えると思います。

魂はいつでもあなた自身を愛していて、あなたに寄り添っているからこそ、自己防衛本能が出てしまいます。

生まれてから傷つくことを経験しながら、自分自身を守るために自己防衛本能が発動し魂の周りにエゴの埃がくっつきます。

自分を守るためにどんどんエゴ(自己防衛本能)の埃を付けていき、それが厚みを増して、鎧のようになって光が漏れなくなっていってしまいました。

傷つきたくないから、光が漏れない鎧をつけたまま当たり障りのない対応をして、できるだけいい子にして、辛くても作り笑顔で自己防衛しながら生きています。

もう嫌だ!こんな気持ちは苦しい!ここから出たい!なんとかしたい!と思いながらもいつも不安でさらに落ち込んでしまいます。

二元対立から抜けたい!とずっとずっと思っているけれど、鎧を着ているからなかなか抜け出すことができません。

これ以上傷つきなくないから・・光が漏れない鎧を着たまま生きていませんか?

自分さえ良ければいい。人より優位に立ちたい。褒められたい。怠けたい。ズルをして楽をしたい。自己慢心。驕り。
これらの感情を自分自身のエゴだと勘違いしてきました。

そんな自分を認めたくなくて、傷つきたくなくてエゴと勘違いした自己防衛本能を身に纏って、変えられると思って変える努力をしてきた。

けれど努力しては失敗しながら悪循環の中ループの中でずっともがいてきた。

それこそが自分だと信じ込んできて、自分を嫌ってしまう。そんなあなたがいませんか?

嫌な自分を受け入れエゴのループから抜ける

人はポジティブ、素敵、明るいなどの自分(いい自分)は受け入れやすいけれど、嫌な部分が自分の中にもあるということを受け入れられない人が多いです。

低俗な思考をしてしまう自分、怠け者な自分、ずるいことを考える自分、できれば見たくない嫌な自分をも受け入れが必要です。

二元の世界。その世界を受け入れ、自分自身の嫌なところも受け入れる努力をしてみましょう。

あなたの愛から来ている自己防衛本能の結果溜まってしまった埃、鎧を受け入れ(自分の中のエゴを受け入れる)

自分の性格だと思って自己不審や自己嫌悪を感じてきた自分に対し、理解してあげ、感謝して自分自身を認め労っていくことで二元対立から超えて抜け出すことができます。

自分以外も受け入れる

自分を受け入れることができたら、自分だけでなく、自分以外の人の気に触る対応や実際に起こっている不愉快なことに対しても受け入れる努力をしてみましょう。

実際の行動(例として殺人、いじめなど)の行為は裁かれるべきでも、その人の自己防衛本能であるエゴがさせているのかもしれない。と優しく包み込む意識を持って観察してみましょう。

自分自身と自分以外の他人を受け入れ認め労わっていくことで本当の安心感につながることができるようになっていきます。

ジャッジを超えた意識。俯瞰して地球を見る

戦争、殺人、残酷な事件がたくさん起きている地球。そんな地球は完璧に設定がなされています。

この地球で魂を磨くためにあなたは生かされています。エゴを憎んだり、無くそうとするのではなく、コントロールしていくことで楽に生きていく選択をしてください。

自己防衛本能は生きていくために必要な欲『食欲、睡眠欲、物欲(金銭欲)、性欲』と繋がっているから切っても切り離離すことができません。

あなた自身がエゴを認めていくことで、安心安全な心の境地に近づいていきます。

そうすることで自分のことも、人のこともジャッジをしなくなり、一段高い目線から俯瞰して物事を見ることができるようになります。

心が動いた時、自分を見つめてみる。なぜ心が動いたの? 日常的にそんなことをしていくことで、世の中の見方が変わっていくと思います。

そもそも完璧な人はいません。ダメな自分を受け入れながら、どんどん軽くなっていきましょう。

まとめ

本当の安心感に身を委ねられるようになるには、
戦争、殺人、残酷な事件がたくさん起きているこの地球は二元という世界でできていて完璧に設定がなされていることを認めた上で受け入れること。

自分の性格だと思ってきた自分の中の嫌な部分(自己中心的、人より優位に立ちたいなど)は自己防衛本能が発動した結果だったと認めて受け入れる。他人の嫌なところも同様に認めて受け入れる。

そうしていくことで、肩の力が抜け、自分や他人をジャッジすることがなくなり、太極的に俯瞰した目線で自分自身を感じながら、他人や世の中の動きを感じていくことができるようになり、軽やかに、爽やかに本当の安心感を感じながら生きていけるようになると思います。

言葉で綴るのは簡単です。日々実践していくことは意外と難しいのです。
何度も失敗を重ねながら、続けていくうちに実感できるようになってきます。

自己嫌悪のループに嵌っているというかた、偽の安心感で心が疲れていると感じているかたは何度か読み返されて、実践してほしいと思っています。

多くの人が抱えてきた自己嫌悪は自己防衛本能が原因で、わたしの性格のせいではなかった!!と安心してほしいと思っています。

変化の時代の今、この安心できないモヤモヤの原因が浮き上がってきているように感じます。偽りのエゴが原因の鎧を脱ぎ捨てる時が来ました。

あなたがもっともっと軽くなっていけますように。